ふるさとは遠きにありて思ふもの
「ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの 帰るところにあるまじや」
少し前にそんな言葉を大切にしているというお話を知人にから聞きました。
この言葉は 室生犀星(むろうさいせい)という小説家/詩人の有名な言葉とのことでした。
生駒は恥ずかしながらこの時初めて知りました。勉強します。
その知人は祖父からこの言葉を聞いたそうで、
「故郷は思い出したり、浸ったりするものではあるけれども、帰ってくるところではない。お前は自分の道をがんばってこい」というメッセージが込められていると話してくれました。
詩などの解釈は人それぞれなのでこれが正解というわけではないと思います。
生駒はこの言葉を聞いたとき、なるほどー。と感じました。
居心地の良い場所はつい戻りたくなってしまうものですが、自分で自分の進む道を選んだり、変わっていったりすることが、人生の醍醐味であると思いました。
自分が弱ってしまったり、裏切られたりしたときに、どこか心の休まる場所を求めることも大切ですが、そこに居続けるのではなく、前を向いて進んでいけるような気持ちを常に持っていこうと考えるようになりました。
何気ない会話の中でそんな人生観を勉強させられた出来事でした。
誰かのオススメに飛びつく生駒はすぐにポチっと本を購入。
これから読み進めていこうと思います。
そういえば、珈琲のことばかり書いているような気がしますが、、、
先日も行きつけの珈琲屋さんに行きました。
ほとんど毎日珈琲を飲んでいる生駒はすぐに豆がなくなってしまいます。
こってりこっくり深煎りが生駒の好み。
店内に流れる音楽を聞きつつ、ゆっくり淹れられていく珈琲を見ながら、考え事をしたり、ぼーっとしたりします。
その時々で違った器で出されるのも嬉しいポイントです。
「持ち手がないカップもいいなあ」
そんなことを考えて飲む前に眺めます。このヒビも「わびさびな感じ」です。
珈琲は味も好きなんですが、それを飲んでいるときに
考え事をしたり、だれかとお菓子を食べたり、ほっと一息ついたり、がんばろう!と思ったり
飲み物を通して体験する時間が好きだったりします。
そんな時間を盛り上げるには、こだわりの器を選ぶのもポイントかもしれません。
生駒が愛用しているカップの一つは
「ARABIA」KORPI vintage
ヴィンテージになると、生産が終了しているという「レアものな感じ」やその当時にしか出せなかった色合いが魅力ですよね。
それに加わって釉薬がかすれていたり、底の刻印が薄くなっていたり、一つ一つ違うおもしろさもあります。
こっくり濃いめの珈琲が好きな生駒はドッシリした色味のカップを使って飲むことも楽しみ方の一つにしています。
皆さんにもそれぞれの楽しみ方があると思います。
お気に入りの器を見つけて、ふと立ち止まって考える時間を作ってみてはいかがでしょうか。
一通り見てみるだけでもいろいろな種類があることや、こんなデザインがあったんだと発見があります。
大事なもので自分の時間を豊かにしていく、そんなことに生駒は魅力を感じます。
自分だけの楽しみも大切です。
「ふるさとは遠きにありて思ふもの」
広義での「ふるさと」を楽しかったなぁ、頑張ってきたなあと思い返す時間があってもいいのかもしれませんね。
今日のブログはここまでです。
いつも最後までご覧くださってありがとうございます。
また次回にもご期待くださいね。