独身者のつくる料理は最低か最上かの両極端
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こんにちは、dropの布施です。
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厳しい寒さが少しずつ和らぎ、暖かく春めいた日が続いたかと思うとまた寒さがやってきて、冬に逆戻り。
そんな三寒四温のまいにちは本格的な春の訪れを感じます。
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昨日の田中さんのblogでは素敵な靴のご紹介がありましたね。
おしゃれは足元から、足元から楽しい春!
わたしも今日は春を感じた一日の記録を綴らせていただこうかなあ。
お付き合いくださいませ。
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スーパーへおでかけすると青果コーナーで菜の花、蕗、えんどう豆、アスパラガスに春キャベツといった春の食材が飛び込んでくる。
こうなると、食卓にも、春がやってきます。
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「お料理、じょうずになりたいんです。」という私の発言に、とあるお方が(勝手にわたしはお師匠と慕っている。)、なんとお料理教室を開いてくださいました。
リクエストは「和食」!
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-ほんじつの献立-
里芋とひじきのコロッケ
菜の花と人参としめじの白和え
茄子ときゅうりの胡麻和え
粕汁
ごはん
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みんなの持参エプロン姿がこれまたかわいい。
なんとMちゃんのエプロンは手づくり!
洋裁ができるかたはすごいなあ。とってもお似合いなのでした。
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この日は1から10までほんと基本的なことを聞いても親切に教えてくださって
とても良い時間を過ごさせていただきました。
メモすることがたくさんです!
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メモの一部
■里芋は茹でてから、皮をむくとつるりときれいにむける。
(お米のとぎ汁をつかう)
■お茄子を皮目から茹でると色がきれいに。
■しめじはほぐしすぎない。
ちょっと双子、三つ子がまじると盛り付けの時にうつくしい。
■人参は皮のまま、蒸す。
茹でるよりも蒸すほうが甘みを感じる、気がするらしい。
■ごまはするまえにフライパンで煎ると風味がアップ。
などなど。
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メモをとりつつ、お料理のお手伝い、そしてちょっと写真も撮らせていただく。
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茹でた菜の花をざるに並べて粗熱をとっているところ。
ざるに並んでいるお野菜ってなんてかわいらしいのでしょうか!
ふと目にとまるたびに「ふふ、こいつめ~」とういういしたくなる。
うう~ん。今いちばんほしいものがざるです、わたしもさっそく買わなきゃ!
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お次はコロッケにとりかかります。
コロッケってたまごをつけて、つぎに小麦粉をつけて、さいごパン粉をつけて、、とひと手間あるイメージでしたが
なんと奥様びっくりでございます!
タネに1/3ほどの小麦粉をいれると、パン粉をつけるだけでOKなんですって!
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お師匠がコロッケをころころ増殖中に
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Nちゃんがお師匠をにカメラをむける、そしてわたしがNちゃんへカメラをむける。の図
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さて、コロッケを揚げ焼きしているあいだにお野菜のカットです。
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「食器棚から、好きなうつわを選んでおいで~」とお師匠。
たくさんある食器がどれも素敵で、こんなところでもわたしの優柔不断さが...
うつわが素敵だとおいしいお料理がさらにかがやきますね!
いざ、盛り付け。
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盛り付けは「盛り付け箸」という、先が細いお箸がきれいにできて重宝するんだそうで。
コツは手を添えて、ふんわりと。です。
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ふふふ。
いま写真をみてもお腹がすいてきます。じゅるり。
みんなでテーブルを囲むごはんどきっていいなあ。
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いっただきまーす!
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丁寧に作られたごはんは優しいお味でひとくち食べるたびに幸せを噛みしめてました。
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ごちそうさまでした!
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あ、お皿にちいさなきゅうりが残っておりますが、これはきゅうりが嫌いで残したわけではなく...。
あまりのおいしさにゆっくり味わっていただいていると、ゆっくりしすぎて他のかたが食べ終わりそうになっていて。
急いで食べ進めるとぱらりときゅうりがひとかけら落ちてしまいました。
食べかたの作法もきれいにならなければ。と思う春なのでした。
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食後においしい珈琲もいただきまして、おやつにきんつばと、干し柿とチーズのサンドまでよばれて。
ああ、しあわせ。
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帰るとき、お師匠から盛り付け箸をお土産に、とプレゼントいただきました。
お料理、がんばります!とお礼を伝えると
「一生懸命に作ることもだいじだけれど、忙しいときは無理せずに手を抜く。ときにはサボることもだいじよ。」と。
毎日のことだから、いかに楽をして、おいしいごはんを作るか。無理をしてはいけない、楽しくお料理をすることがなによりも大切。
・・・なるほど!
あんなに丁寧な、かんぺきな仕事をされるお師匠でさえも手を抜く日があるんだなあ。
さいごのさいごに、肩に力がはいりすぎていた私を軽くしてくださった瞬間。
師匠の力は偉大である。なんというお人柄だろうか。あっぱれである。
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お気に入りのうつわに、おいしいお料理を。
このお箸できれいにまいにちを盛り付けよう。
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