Christian Boltanski [ Lifetime ]
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こんにちは、dropの布施です。
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昨日は久しぶりに美術館へ行きました。
なにも知らないまま、なんだか気になり、足を運んだクリスチャン・ボルタンスキー。
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中に踏み込むと、その暗さと、不気味さに鳥肌がたちました。
まず最初に現れた作品が、咳をして血を苦しそうに吐く男の人の映像と大音量に流れている心臓の鼓動音。
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先へ進むとたくさんの肖像写真や家族のアルバムたち。
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暗くて、重たくて、だけど幻想的な空間が広がっていました。
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次は?、次は?、と緊張感を張り詰めながら先へ進み歩く。
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これは細長い棒に取り付けられた数百の風鈴たちで星座を表現された映像作品。
10時間撮影され続けたのち、この被写体は消えて映像作品のみ残されているそうです。
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「死」や「不在」がテーマで常に死を感じ、生きるとはどういうことかを問い詰められるのです。
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赤い電球でARIVEEと表示された作品で終了しました。
(到着という意味なんですって。)
展覧会という空間がひとつの作品で、
ボルタンスキーが投げかけた根源的な問いかけは、きっといつまでも見た人の心を捉えて離さないことでしょう。
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今日まで開催されている展示なので、みなさんもこの衝撃的な空間をぜひ!
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Christian Boltanski [ Lifetime ]
国立国際美術館
大阪府大阪市北区中之島4-2-55
10:00-17:00
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