出汁活。
先日、久しぶりに出汁をとりました。
しばらく前に出汁をとったきり何もしていませんでしたが、いつもやっているかのようにブログに掲載することにしました。
前回は削り節と煮干しをただ入れて煮だして、それも個人的には美味しかったです。
複雑な味がしたような記憶です。
今回はアゴで出汁をとりました。
知らなかったのですがアゴはトビウオの別名なんですね。
生駒は知らなくてもとりあえずやってみる癖があります。
まずはとりあえず1尾丸かじりにし、
とりあえずお湯を入れてしばらく沸かして
出汁が出たなと思ったところで上げました。
素材だけのシンプルなものを口に入れるとき、シンプルだからこそ複雑な味がする感じがするように思います。
苦かったり、旨味があったり、しょっぱかったり。
その素材らしさがダイレクトに感じられる気がしました。
今回できた出汁もとても好きな味でした。
出涸らしのフヤッとしたアゴも普通に食べておいしいなぁと。
あとは前回同様佃煮にして美味しくいただきましたよ。
素材の味というのは私たちにも置き換えて考えられるなぁと思わされます。
しょっぱいのが塩
酸っぱいのがレモン
でもそれらは
しょっぱくなくなると塩と言えるかどうか。
酸っぱくないレモンは違うレモン。
同じように、服が好きな人もいれば食が好きな人もいたりします。
個人の性格にも置き換えると、控えめな人がいればハツラツとした人もいたりして。
そのそれぞれが”それらしさ”と思うと、どんな物事も受け入れられたり、人にも寛容になれるなぁと思うんです。
しょっぱい塩はしょっぱいままでいい。
それぞれの”らしさ”を大切にしていきたいですね。
出汁をとってそんなことを考えさせられるいいきっかけになりました。
最後はアツアツの出汁うどんで頂きました。
体の中からジンワリ温まるようで、最高でした。
dropの社長は日頃から出汁をとっているそうで、いろいろ工夫して日常の料理に活かされています。
後日、生駒は得意げにアゴ出汁をとりました!とお話したところ、
本来の取り方は、湯に対してアゴの量はもっと少なくていいと、にこやかに笑って教えて頂きました。
一番出汁や二番出汁のことなど、なるほどそんな風にするのですかと生駒は眼から鱗でした。
まずやってみることも大事ですが、きちんと調べたり、順を追うことも大切だと痛感することになりました。
のこりはきちんと調べて丁寧に作ろうとおもいます。
僕も違いの分かる男に早くなりたいと思います。頑張ります!
今日のブログはここまでです。
いつも最後までご覧下さってありがとうございます。
上の写真は先日知人にいただいた梅の花。
写真を撮ることが多い生駒ですが、こうやって写真をもらうととても嬉しい気持ちになりました。
早いもので2月も今日で終わりです。
3月と聞くともう春が来たという印象を受けます。
3月からは緊急事態宣言も解除となり、少し先行きが明るくなってきたように感じられますね。
かといって安心し切ってすべて元通り!
とすぐにしてしまうと本も子も無いので
引き続き、身の回りの対策には注意しながら
新しい兆しを、季節を楽しみにして過ごしていきたいですね。
素敵な春がきますように。